現在、映画やドラマで活躍し、注目を集める女優・髙石あかりさん。
最近では、NHK朝ドラのヒロインに抜擢され、大きな話題となっています。
宮崎の小学校時代に夢を語り、その後東京の舞台で夢を実現させました。
その成功の裏には、学生時代の学びや青春時代の努力が大きく関わっています。
本記事では、小中学校から高校、そして女優として本格的に歩み始めた彼女の青春時代を紐解きます。
それでは、見ていきましょう。
目次
髙石あかりの幼少期｜俳優への夢を抱いた原点
髙石あかりさんは、自然豊かな宮崎の地で、家族の温かい支えに見守られながら育ちました。
その中で、小さな頃から一つの夢を抱き続けていました。
それは、「俳優さんになりたい」という夢でした。
彼女が俳優を目指すきっかけは、幼い頃に見たドラマにあります。
当時、放送されていたドラマ「花より男子」で主人公を演じた井上真央さんを見て「俳優さんになりたい」
と言っていたそうです。
- 保育園の時から「俳優さんになりたい」と語り、その姿は映像にも記録として残っています。
- 小学校入学前からすでに演じることへの興味を示し、家庭でもその夢をよく口にしていたと言われています。
小さい頃の私は、目立ちたがり屋だったなと思います。将来の夢を聞かれたときに、周りのみんなは「ケーキ屋さん、お花屋さん」と言っている中、1人で「女優さんになりたいです」と言っていたみたいで（笑）。その様子は、動画にも残っていました。
幼心に抱いた「俳優さんになりたい」という夢は、この頃からすでに明確なものだったのです。
このように幼い頃から明確な目標を持ち、それを周囲に伝える姿勢が、後の努力や成功の大きな土台となったのではないでしょうか。
髙石あかりの夢を育んだ小学校時代
髙石さんは、幼少期から「俳優になりたい」という夢をもっていました。
その夢は、小学校でより具体的な形となり、周囲の人々にも共有されていきます。
髙石あかりさんの小学校は、宮崎市立宮崎小学校と推測されています。
宮崎市長の清山知憲氏が、X（元Twitter）で「宮小の後輩」と言及しているためです。
宮崎市長の清山知憲氏は、高石さんの活躍を応援しているようです。
小学校時代の髙石さんは、明るく活発で、友人や先生からも愛される存在でした。
彼女の「俳優になりたい」という夢は、小学校6年生の「将来の夢」の欄にも書き記されています。
クラスメイトや先生にもその夢を話し、周囲の共感と応援を得ていました。
担任の先生との絆
4年生と6年生の担任であった根井千穂先生は、髙石さんの夢を理解し、彼女に寄り添いながら応援を続けた大切な存在です。
小学校6年生の時、髙石さんは担任の根井千穂先生に「朝ドラのヒロインになりたい」と夢を語ったそうです。
根井先生は「あなたが朝ドラのヒロインをしている姿を見てみたい」と励まし、その言葉が髙石さんの原動力となりました。
その一言をかけたのが宮崎市の小学校で４年生と６年生の時に担任をしていた根井千穂先生です。
引用元：https://www3.nhk.or.jp/lnews/miyazaki/20241029/5060019685.html
髙石さんは、「明るく朗らかで、誰とでも仲良くなれるまっすぐな子」だったと根井先生は振り返ります。
また、小学3年生から通い始めたダンススクールで磨いたスキルが、彼女の表現力をさらに高めました。
ダンスや歌が得意で、学級活動のアカペラコーラスにも熱心に取り組んでいた姿が印象的だったそうです。
卒業後も二人は連絡を取り合い、髙石さんは「朝ドラのヒロインにたどり着けるように頑張っています」
と前向きな報告を受けていたそうです。
そして、連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインに選ばれた時は
根井先生は「本当にすごい。全国の視聴者に元気を与える存在になると思います」と感動を語ています。
恩師の励ましの言葉が、髙石さんの夢を追い続ける大きな支えとなったのですね。
キラチャレ2014で芸能界デビューを掴む
小学6年生の時、髙石さんは通っていたダンススクールで目にしたエイベックス主催の「キラチャレ2014」のポスターに興味を持ちました。
夢を追いかけるため、両親に相談したところ応募を快く認めてもらい、コンテストへの挑戦が始まりました。
「キラチャレ2014」に参加した髙石さんは、見事にNARUMIYA ONLINE賞を受賞。
同年（2014年）のシンデレラオーディション2014でも準グランプリを受賞。
この受賞が、彼女にとって芸能界デビューへの大きなきっかけとなりました。
この挑戦を通じて、彼女が夢に向かって全国区での活動をスタートさせる第一歩を踏み出したのです。
髙石あかりの努力と挑戦の中学校時代
髙石あかりさんの通っていた中学校は、宮崎市立宮崎中学校です。
これは本人が、雑誌のインタビューで答えています。
「髙石さんは宮崎のご出身なんですね。どこの中学校ですか？」
「はい。宮崎中学校です」
中学校に入ると髙石さんは、学業と芸能界への挑戦を両立させます。
自らの夢に向かって努力を続けていました。
中学校での活動は、彼女の夢を叶えるための強い意志と忍耐力を示しています。
芸能界を目指す挑戦の始まり
中学校時代、髙石さんはエイベックス主催のコンテストで受賞し、エイベックスに所属します。
- 中学2年生の時、「ミスiD2016」に挑戦し、見事セミファイナリストに選ばれました。
- 2016年α-X’s（アクロス）のメンバーに選ばれます。
- 芸能界で活躍する夢を叶えるため、週末ごとに片道4時間半のバスに乗り、福岡のエイベックス・アーティストアカデミーに通いました。
- 週末に往復9時間もの移動をこなす生活は大変でしたが、夢を追い続ける強い意志が彼女を支えていました。
そうですね。でも私は、エイベックスに所属してからアカデミーが福岡にあったので、土日になると毎回バスで、片道4時間半、往復9時間かけて通ってたんです。
地図で見ると、すごい距離ですよね！
この距離を毎週通い続けるには、相当な忍耐力が必要だと思いませんか。
しかも中学生の女の子が、一人ですよ！
最初の頃、あかりさんは「1人で行きたくない」と泣いてしまうこともあったそうです。
しかし、それでも夢を叶えたいという気持ちが勝り、次第に1人での通学にも慣れていったようです。
AAA全国ツアー同行｜注目された活動
アクロスでの活動中、髙石さんは、2017年のAAA全国ツアーに同行しました。
この際、「かわいすぎる」と話題になり、ダンスや歌のスキルだけでなく、彼女の明るく愛らしいキャラクターにも注目が集まりました。
- 活動期間中の年齢と進学状況:
- 2016年：13歳（中学1年生）〜2017年：14歳（中学2年生）
- 2018年3月31日：15歳（中学3年生）でアクロスを卒業。
アクロス卒業後、ソロでダンス＆ボーカルを続けるか、女優の道に進むか悩んだ時期がありました。
しかし、幼い頃から女優を目指していた自分に、気づき本格的な女優活動へと転身していきます。
中学校時代の髙石あかりさんの活動を振り返ると、彼女の努力と挑戦には驚かされるばかりです。
普通の中学生なら、学業だけでも十分に忙しい時期です。
その中で、髙石さんは福岡への長距離通学や大きなイベントへの挑戦をこなしながら、学校生活を送っていとは
本当に頭が下がる思いです。
高校時代｜学業と芸能活動の完全両立
髙石あかりさんは、2018年4月に高校進学と同時に宮崎から上京しました。
髙石さんが進学した高校は、芸能活動との両立が可能な東京の通信制の学校です。
自身の高校時代については「私は通信の学校だったので、あまりちゃんとした学生生活を送れていないタイプ。だから(今作が)キラキラして見えましたし、いいなぁと思いました。厳しくも愛がある先輩と出会えることもちょっとした憧れ。私は自由奔放タイプでしたけど……(笑) わ～いわ～いと生きてました」と憧れを明かしつつ、振り返っていた。
引用元：https://news.mynavi.jp/article/20240729-2995081/
この環境を選んだのは、学業と芸能活動を両立させるためだと思われます。
高校時代を通じて、3年間全科目でオール5の成績を維持しながら、女優としてのキャリアを本格化させました。
のタイトルでYouTubeで「高校時代３年間全科目でオール５」という成績は語られています！
髙石さんは、先に上京していた兄と共に暮らすことになります。
2019年（高校2年生）｜女優活動の本格化
高校2年生から本名「髙石あかり」として女優業をスタート。
舞台「バクステ!!」（岩清水役）や「おそ松さん on STAGE」（橋本にゃー役）に出演し、演技への注目を集めました。
2020年（高校3年生）｜『鬼滅の刃』で全国的注目を浴びる
高校3年生の時、大人気舞台『鬼滅の刃』で竈門禰豆子役を演じました。
この作品での演技は高く評価され、女優としての地位を築く大きな一歩となりました。
同年には映画やドラマにも出演し、さらなる活躍を見せました。
舞台での出演を、同居していた兄に伝えるとお兄さんは、泣いて喜んでくれたそうです。
2021年｜高校卒業と新たな決意
2021年、3年間の通信制高校生活を終え、髙石さんは大学進学を選ばず、女優業に専念する道を選択。
「高校時代は自由奔放だったけれど、楽しく充実した時間だった」と振り返りながら、新たなステージへ進みました。
学業と芸能活動の完全両立を支えたもの
- 柔軟な学習環境: 通信制高校の仕組みを活用し、時間を効率的に使った。
- 自己管理力: 忙しいスケジュールの中でも成績を落とさず、プロ意識を持ち続けた。
- 挑戦を恐れない姿勢: 舞台や映像作品に挑戦し続け、多くの成果を残しました。
髙石あかりさんの高校時代は、学業と芸能活動を見事に両立させた努力と挑戦の時期でした。
『鬼滅の刃』での注目をきっかけに、女優としての地位を確立しながらも、オール5の成績には驚きですね！
セリフを覚えながら、仕事をし、学業をこなす生活て、どんな生活？
普通なら「どちらかを諦めても仕方がない」と思われるほど大変なはず。
それでも髙石さんはどちらも手を抜かず、最高の結果を出しました。
彼女の努力は、「忙しいから」という理由で挑戦を諦めてしまう多くの人に、時間の使い方次第で夢と現実を両立できることを教えてくれます。
夢を追いながらも現実をしっかりと生き抜く姿勢は、誰にとっても大きな励みになるでしょう。
大学進学を選ばず、女優業に専念
2021年、通信制高校を卒業した髙石あかりさんは、大学進学という一般的な選択肢を取らず、女優業に専念する道を選びました。
この決断は、普通の高校生であれば悩むポイントでもありましたが、彼女は迷うことなく自分の進むべき道を見据えていました。
プロとしての覚悟と挑戦
高校時代に既に舞台『鬼滅の刃』で竈門禰豆子役を務めるなど、女優として注目を浴びていた髙石さん。
卒業を迎える時点で、女優業に専念する決断をした背景には、以下の要因が挙げられます。
- 女優業に対する強い情熱
- 幼少期からの「俳優になりたい」という夢を、さらに深めていきたいという強い思い。
- 舞台や映画での経験を通じて、「これを自分の人生の軸にしたい」と感じたこと。
- プロフェッショナルとしての実績
- 高校在学中から舞台や映像作品で一定の評価を得ており、「学びながら」ではなく「本気で打ち込む」時期と感じた可能性。
- 時間の確保
- 大学生活と女優業を両立させるのではなく、完全に女優業に集中することで、より幅広い役柄や挑戦に対応するための時間を確保。
高校卒業後の髙石さんは、話題の映画作品などに出演し活躍しています。
朝ドラの、ヒロインにも抜擢され夢を叶えました。
髙石あかりの青春時代とは
幼少期から俳優になることを夢見ていた髙石さんは、その目標を実現するために、小学生時代から本格的に努力を始めました。
そして、髙石さんはについて青春について、このように語っています。
「正直なところ、学生生活は私にとっての青春ではなかったです。今も変わらずですが、ずっと人前に出て表現をすることが私の青春。」
彼女にとって、青春とは学生生活の枠を超え、「人前に出て表現することそのもの」でした。
幼少期から俳優になることを夢見てきた髙石さんにとって、演技をする時間こそが自分らしくいられる瞬間であり、それが青春そのものだと感じているのです。
青春は「今も続く」もの
髙石さんは、青春を過去の一時的な経験とは捉えていません。演技に取り組む今この瞬間も、彼女にとって青春の真っ只中だと言います。
「これから心変わりがあるのか、大人になったら変化していくのか分かりませんが、ずっと青春をしている気がします。」
この言葉から、青春とは年齢や時期に関係なく、夢中になれることを続けている限り、永遠に続くものだと感じている彼女の考えが伺えます。
青春は夢を追う道のり
髙石さんにとって、青春とは「夢の中にいるような気分」だと語ります。
「役者の仕事が子どもの頃からの夢で、ずっと憧れてきたので……、もう楽しくて。だから今もまだ夢の中にいるような気分なんです。」
演技が楽しくて仕方がない、そんな純粋な気持ちが彼女の原動力となり、青春そのものとなっているのです。
高石：正直なところ、学生生活は私にとっての青春ではなかったです。今も変わらずですが、ずっと人前に出て表現をすることが私の青春。これから心変わりがあるのか、大人になったら変化していくのか分かりませんが、ずっと青春をしている気がします。役者の仕事が子どもの頃からの夢で、ずっと憧れてきてきたので……、もう楽しくて。だから今もまだ夢の中にいるような気分なんです。
青春は、「何かに一生懸命になれる時間」と捉えることができます。
髙石あかりさんにとって、それは「人前に出て表現すること」でした。
彼女の青春は「表現をすること」であり、それは年齢や環境を超えて続いています。
夢を追い続ける姿勢こそが彼女の青春であり、それは年齢や環境にとらわれず、今もなお続いています。
彼女の言葉は、青春を学生生活や若い時期に限定せず、新しい視点を示してくれています。
夢に向かう生き方が青春そのものだと髙石さんは、教えてくれています。
髙石さんの姿は、多くの人に希望を与えていると言えるでしょう。
まとめ
髙石あかりさんの青春時代は、夢を追い続けた挑戦と努力に満ちた日々でした。
宮崎の小学校で育まれた「俳優になりたい」という思いを胸に、中学校時代には福岡への長距離通学を乗り越え、高校では学業と芸能活動を両立させる偉業を成し遂げました。
舞台『鬼滅の刃』での活躍をはじめ、彼女が青春時代に培った努力は、多くの人に希望と勇気を届けています。
現在も映画やドラマで活躍を続ける彼女が、朝ドラ『ばけばけ』でどのような姿を見せてくれるのか、期待が高まります。
これからも夢を追い続ける髙石さんを、応援し続けたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。